昨年12月9日・10日の2日間、[室内音響指標*ISO3382 "Measurement of the reverberation time of rooms with reference to other acoustical parameters" をめぐって]と題するシンポジウムが日本建築学会と日本音響学会の共催で開かれた。時期的にはオーディトリウムの残響時間測定方法を規定した旧規格が改正されたのを受けてのシンポジウム開催であったが、内容的には単なる規格の解説だけではなく、疑問・問題点についての議論に多くの時間があてられた。ここではその概要と印象を報告したい。