また、材料面からの反射についても同じ考えでcosθ法則をM( )という関数を用いて修正されました。グラスウールのような吸音材料はこれらの関係式を用いることにより、垂直入射の特性からかなり精度よく、拡散入射の吸音特性が推定できることになります。
牧田先生の論文は下記のとおりです。なお、今年の10月、九州芸術工科大学で開催の日本音響学会の秋の研究発表会でも講演されます。
[“Revision of the cosθ Law of 0blique Incident Sound Energy and Modification of the Fundamental Formulations in Geometrical Acoustics in Accordance with the Revised Law”、Y. Makita and T. Hidaka, Acustica, 63(1987), 163p.]